Dr五十川からの病気一口メモ「保湿ケア」

生後半年までの乳児湿疹のケア

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・毎日の入浴できれいにする
・軟膏をしっかり塗る
・汗をかいていたらこまめに着替えをする
 (夏など暑い時は石鹸は使わずシャワーを浴びるのもよい)
・赤ちゃんが掻いて傷つけないように爪は丸く切りそろえる

 

入浴から軟膏を塗るまでの流れ

(1)入浴したらまずはお湯の中で、手で全身の皮膚を触ってみる。
   べたべた、ぬるぬるしているところとさらさらしているところをわける。
(2)さらさらしているところは軽く洗い流すだけでOK。
(3)べたべたしているところ、顔などは石鹸をしっかり泡立てて洗う。
   スポンジやタオルは使わずに手で洗う。ごしごししない。
(4)体の水分を落とす時もタオルでごしごし拭かないで押さえて水分をとるだけにする。
(5)入浴後すぐに軟膏を塗る。
   ※ 赤みのある湿疹など治療が必要なところ、医師から指示のあったところに
    治療用の軟膏を塗る。その後かさかさしているところ、または全身に保湿剤を塗る。

 

軟膏の塗り方

【保湿剤】
 ・保湿剤のみで治療の薬が入っていない場合は一日何度でも塗布できます。
 ・少しべたべたしますが、ワセリンの方が効果が高いです。
 ・もう少し大きくなったら、ローションタイプやスプレータイプのものもあります。

【治療用の軟膏】
 ・多くはステロイド軟膏です。ステロイドに抵抗がある人も多いですが、使い方を
  間違えなければ副作用などもあまり怖くないです。
 ・症状が悪くなった時、使用の指示があったときに使用します。
 ・使用開始から数日間は1日3~5回しっかりと塗ります。
 ・その後改善したら、1日ずつ1回ずつ減らしていきます。
  (1日4回+1日3回+1日2回+1日1回)
 ・その後、症状が悪化しなければ塗るのを中止します。
 ・一気に急に完全にやめてしまうと悪化する場合は、1日1回まで減らしたあと、
  そのまま数日続けます。その後、軟膏を塗る日を1日おきにして、2日おきにして、
  3日おきにしてと徐々に日にちの間隔をあけてやめていきます。

 

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