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花粉症について 5.アレルギー性鼻炎の治療法

アレルギー性鼻炎の治療は、抗原回避、対症療法、原因療法の3つに分けられます。

  • 抗原回避 → アレルギーの原因となる物質を避ける。 日常生活の中ではなかなか難しいのが現状です
  • 対症療法 → 飲み薬や外用薬で症状を抑える。 外科療法: 手術、レーザー等で症状をコントロールします
  • 原因療法 → 根本的な治療を目的とします。 減感作療法

なぜアレルギー反応がおこるのか?

★ スギ花粉症を例にあげます ★

もともとスギ花粉に対してのアレルギー素因のある人の体には、スギ花粉に反応するIgEという抗体があります。このことを「感作されている」と言います。

このIgE抗体は、眼や鼻の粘膜にスギ花粉が付着するとその部位に集まってきてスギ花粉とくっつき、さらに肥満細胞という細胞と結合します。この状態になると肥満細胞のスイッチがオンになり、肥満細胞から化学伝達物質(ヒスタミン・ロイコトリエン・トロンボキサン)が放出されます。化学伝達物質の作用により、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状があらわれます。

減感作療法はスギ花粉に対応するIgGという別の抗体を体内に作り、IgEと反応するのを未然に防ぎ、アレルギー反応を軽くすることを目的とした治療法です。

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