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花粉症について 1.スギ花粉注意報

春の足音とともに、今年もうっとうしい花粉症の季節が到来しました。
スギ・ヒノキ花粉は、2月10日前後が飛散開始日となり、5月のゴールデンウィークのころまで飛散が続きます。

アレルギーは症状の出ないうちに早めにコントロールすることが大切です。

治療法は、体質や症状、ライフスタイルに合わせ、 内服、点鼻、点眼、注射、漢方薬などがあります。飛散日前からの予防治療をおすすめいたします。 お早めの対策で花粉症のない快適な春をお迎えください。

【花粉症はこうして起こる】
「アレルギー」とは、ある特定の物質に対して過敏に反応することをいい、このとき原因となる異物を「アレルゲン(抗原)」と呼んでいます。花粉症の場合のアレルゲンとは、各種の花粉に含まれるさまざまな物質のことをさします。

  • 第一段階
    アレルゲンとなる花粉に何年も接触していると、ある特定の人(主に遺伝的にアレルギーの素質を持った人)では、アレルゲン(花粉)に反応して体内に「抗体」という特殊なたんぱく質が作られます。抗体とアレルゲンは鍵と鍵穴の関係に似ており、決まったものどうしが結合します(抗原抗体反応)。
  • 第二段階
    この結合は、マスト細胞と呼ばれている細胞の表面で起こり、これが引き金となって、マスト細胞から炎症を引き起こす物質(ヒスタミンなど)を放出させます。
  • 第三段階
    炎症を引き起こすヒスタミンなどが、目や鼻の粘膜などに作用して花粉症の症状があらわれます。

※花粉症は必ずしもアレルギー体質の人だけがかかるわけではなく、普通の人でも、毎年花粉にさらされていると次第に過敏になって花粉症を起こすようになるという報告もあります。