診療科目

口腔外科

口腔外科とは構音・咀嚼・嚥下をつかさどる、口腔内のあらゆる病気を対象とした診療科です。 歯や口腔は全身の健康を維持するために重要な臓器です。

  • 炎症性疾患
    親知らず・埋伏などの難抜歯、顔や口の中の脹れ、口内炎などの粘膜疾患、顎関節症
  • 腫瘍性疾患
    舌がん・白血病などの悪性腫瘍、良性腫瘍・のう胞
  • 外傷性疾患
    打撲による歯の脱臼・動揺・破折、スポーツマウスピースの作成
  • 奇形性疾患
    顎変形症などのコンサルト

歯の移植などもご希望に応じて行っております。
インプラントは安全・確実な手法で年間100本程施術しており、成功率は99%を超えています。 (下段参照ください。)

専門の口腔外科医がご相談に応じます。
高度の設備や手術を要する場合は信頼できる連携専門病院をご紹介いたします。

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インプラント(人工歯根)

安全性の高い「ITIインプラント」を採用し、年約100~150症例の成功をおさめております。 インプラントは「一生もの」の手術です。
数十年の経過を予測して、方針を決めていきます。十分納得いくまで熟慮していただいてから行っています。ご相談は無料で行っておりますので、遠慮なくご相談ください。

治療写真

インプラント治療の進歩

1.骨造成技術の進歩:
従来はインプラントを植えるための骨がしっかりしていることが必須でしたが、近年のバイオテクノロジーや基礎・臨床研究の蓄積から、骨を人工的に造成することが可能になってきました。当院では、PRP(多血小板血漿)やコラーゲン膜、人工骨βTCPなどを用いた先端的な技術を導入しています。導入に当たっては、将来的なリスクを最小限にするために十分にエビデンスを吟味し、かつ一時的な流行に惑わされることの無いように慎重を期しています。

2.審美修復の進歩:
噛むための機能のみならず、審美的な要素も十分ご満足いただけるように配慮しています。前歯部の外観はその人の印象を大きく左右します。日本人は頓着されない方が多いように感じますが、欧米人は大層関心が強く、その分審美に関する研究が進んでいます。歯1本1本の形・プロポーション、バランス、色合いなど、米国ハーバード大学やスイスベルン大学で学んできた知識を駆使して、「患者さん以上に患者さんのこと」を考えていきたいと思います。

3.安全な手術法の進歩:
全身疾患がインプラントにどのような影響を与えるのかといった問いに対する系統的な調査研究が近年まとめられています。そうした世界の情報を吸収したうえで、全身疾患を日頃見ている医科と密接に連携を取り、安全に手術ができるように術前評価を行っています。また、ほとんどのケースで術前にはCTを撮影し、正確な位置決めを行っています。手術に際しては、モニターを用いて全身状態を管理することは当然ながら、ご希望に応じてストレスを減らすため、鎮静剤の点滴の「鎮静下」での施術も行っています。

4.治癒期間の短縮:
当初チタンと骨の結合には3カ月かかりましたが、インプラント体の表面性状の工夫などで半分の6週程度に短縮することができるようになりました。また、条件が良ければ、埋入と同時に上部構造を作成することも可能です。

インプラント治療の費用について

インプラント治療は、保険治療の効かない自由診療(自費)扱いとなっています。患者様個々のお口の中の状態や補助手術の有無等、治療内容によって異なります。

治療内容別インプラント治療費

インプラント治療相談
無料
術前CT撮影
22,000円(税込)

手術

インプラント手術費用 
275,000円(税込)
(1歯につき) 

追加手術

CGF ※1
1回:55,000円(税込)
メンブレンを用いた
骨造成 ※2
1回:55,000円(税込)
静脈内鎮静法
33,000円(税込)

歯肉審美
修正用の仮歯
インプラント上部
22,000円(税込)
ダミー部3,300円(税込)

補綴(被せ物) ※ 「a」 もしくは 「b」

a.上部構造
132,000円(税込)
(1歯につき)
b.上部構造
+中間構造体:審美部位
165,000円(税込)
(1歯につき)

※1 CGF:
術前に採血し、遠心分離器にかけ、血小板成分を抽出したものです。血小板には、元来傷を治す働きがありますが、骨や組織の新生を促す物質を放出することがわかっています。PRPを用いることで、より効率的にかつ安全にインプラント周囲の骨を作ることができます。

※2 骨造成 :
インプラントを植立する場所に充分な量の骨が無い場合、周囲の骨を採ってきてインプラント周囲におき、さらにメンブレン(吸収性膜)で保護することで、しっかりした骨に成熟することができます。

インプラント治療の流れ ※概ね3カ月程度が平均的な治療期間です。

1.相談
2.必要に応じて抜歯などの術前処置
3.CT撮影
4.CT説明および最終コンサルテーション(同意書署名)
5.インプラント埋入手術
6.傷のチェック
7.抜糸(術後1週目)
8.術後フォローアップ・咬合の構築
9.上部構造前処置(粘膜処理・印象)(術後4週から12週)
10.仮歯の装着(前歯審美修復時や咬合再構成などを伴う場合)
11.本印象
12.最終補綴物完成・装着

学術的なバックボーン

ITI (International Team for Implantology)は、世界中のインプラント歯学ならびに関連組織再生の専門家同士をネットワークで結んだ非営利学術組織です。ITIで蓄積されたエビデンスを基に、世界標準のプロトコールにのっとり、長期的に安定した結果が得られるように常に研鑽を重ねています。

使用インプラント

すべてStraumann社(本社:スイス・バーゼル)純正のインプラント体を使用しています。Straumann社は全世界で13%のマーケットシェアを持つNo.1ブランドです。当院が採用している理由は、インプラントの表面性状で画期的なSLAという技術を持っていることや、ITIと密接に連携して学術的に裏付けのある製品を提供しているからです。

研修について

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歯科インプラント治療は日本では大学教育が出遅れており、米国やヨーロッパが世界をリードしています。ハーバード大学やベルン大学での研修は非常に刺激的でインパクトがあるものであり、現在の治療姿勢にも大きな影響をもたらしています。

CID clubについて

CID(Center of Implant Dentistry)clubは、科学的根拠に基づいた安心のインプラントを提供するため、日本全国規模のインプラントの勉強会、講演会を開催する「インプラントスタディグループ」で、インプラント治療が広く国民から信頼されるよう研鑽しています。

日々のインプラント治療に関してディスカッションができる貴重な機会であり、2002年の設立以来参加しています。(山下巌理事長がCID club会員です

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