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[重要][内科] 50歳以上の方のための帯状疱疹予防ワクチンについて

帯状疱疹は、過去に罹った水痘のウイルスが原因で起こります。このウイルスは水痘が治った後も体の中に潜んでおり、体力が弱まったとき等に帯状疱疹を起こします。日本には帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛を発症する機会や重症化を減らすためのワクチンが2種類あります。

ひとつは従来からある水痘ワクチンで、水痘発症予防のために作られた生ワクチンです。こちらは帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の予防効果は約50%です。
もうひとつは、組換えサブニットワクチン(不活化ワクチン)のシングリックスで予防効果が約90%となっており、米国ではアメリカ疾病予防管理センター(ACIP)が定期接種に定めています。日本では2020年1月から接種できるようになりました。

接種回数は2回で、筋肉注射です。2回目の接種は1回目の接種から2~6か月の間に行います。

ワクチン接種を受けられる人

◎ 50歳以上の方
〇 帯状疱疹に罹ったことのある方
〇 水痘ワクチンを接種して8週間以上経過している方
〇 水痘の罹患歴が定かでない方

ワクチン接種を受けられない人

〇 ワクチンやワクチンの成分で重度のアレルギーを起こしたことのある方
〇 授乳中もしくは妊娠中の方
〇 現在、帯状疱疹に罹っている方
〇 体調不良もしくは発熱のある方
〇 検査にて水痘・帯状ヘルペスウイルスに免疫が認められなかった方(水痘ワクチンの接種対象者となります)

起こりうる副反応

〇 注射部位の疼痛、発赤、腫脹
〇 消化器症状:悪心、嘔吐、下痢、腹痛
〇 精神神経系:頭痛
〇 筋・骨格系:筋肉痛
〇 その他:疲労、悪寒、発熱

重大な副反応

稀ではありますが、以下のような症状が接種後数分から1時間後くらいに出現したら、すぐに当院にお戻りいただくか、救急受診をしていただく必要があります。
〇 顔面・咽頭の浮腫
〇 呼吸困難
〇 じんま疹
〇 頻脈
〇 めまい、意識混濁

接種費用

1回につき、20,000円(税別)

ワクチンは予約をお取りした時点で発注します。そのためご予約は窓口受付のお電話にてお願いします。
事情で予定通りの接種ができない場合は、必ずお電話でご連絡いただきますようお願いいたします。

ご予約・問い合わせ先

自由が丘 03-3724-3811
WEB問い合わせフォームはこちら

大塚 03-3910-6711
WEB問い合わせフォームはこちら

参考

ワクチン接種を受ける人へのガイド(GSK発行、2019年07月更新)

大同病院・だいどうクリニック(水痘ワクチンとシングリックスの比較表)
大同クリニック(帯状疱疹ワクチン)