皆さんは口腔機能低下症をご存じでしょうか?
歯の周りには口腔周囲筋があり、それは食事(摂食)・飲み込み(嚥下)・呼吸・姿勢に重要な筋肉となっています。口腔周囲筋の低下が起こることにより、上記の質問内容のような不具合が増え、誤嚥性肺炎や睡眠時無呼吸などさまざまな症状を引き起こすリスクとなっていきます。
それではお口の機能についていくつか伺います。
少しでも心当たりのあるものはいくつありますか?
- 口の中が汚れていると感じる
- 口の中が乾燥していると思う
- 硬いものが食べにくくなった
- 滑舌が悪くなった
- 食べこぼしをする
- 食べ物が口に残るようになった
- 食べ物が噛みづらくなった
- 食事のときにむせるようになった
- 食事に時間がかかるようになった
- 薬が飲みにくくなった
これらの質問に一つでもあてはまるものがあれば、お口の機能が低下している恐れがあります。さらに、心疾患、脳血管疾患、糖尿病など持病をお持ちの方、いびきや無呼吸で悩まれている方も口腔機能低下に高いリスクがあります。
年齢と共にお口に関する機能は低下していきますが、トレーニングをすることで低下していくカーブを緩やかにし、生活の質・日常生活動作(QOL、ADL)の維持・向上を目指すことができます。
歯は綺麗でもそれを使うための筋肉が衰えてしまってはいつまでも美味しく食事を…という訳にはいきません。
口腔機能の低下には、今まで普通だと思っていた舌や口周りの悪い癖を改善していくトレーニングが必要となってきます。
口腔内の健康と共にそれに繋がる機能の維持をぜひしていきましょう。
いますぐできるトレーニング、意識改善の一つとして以下のことに気を付けてみましょう。
【舌の正しい位置】
唇を楽に閉じたとき、図のように舌全体を上あごにつけている状態がいい位置となります。
このとき舌の先端は前歯の後ろ付近、☆マークがついている位置に触れてみましょう。
舌は上、唇は閉じて、鼻呼吸の三つが大事なポイントです。

上から見た図

横から見た図
【あいうべ体操】
口の周りの筋肉と舌の筋肉を動かすことによって、使いすぎている人は凝り固まった筋肉をほぐし、使えていない人は引き締まった筋肉に導くことが出来ます。
普段から噛みしめていることが多いと口を閉じる筋肉が優位になり、いざ開けたときに大きく開けることができなかったり、開けることを維持することが難しくなったりします。

出典元 https://mirai-iryou.com/selfcare/aiube/
このほかにも様々なトレーニングがありますが、お心当たりのある方、心配な方はぜひお気軽にご相談ください。
