消化器肝胆膵内科

診療時間

自由が丘
午前
9:00~13:00
午後
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大塚
午前
9:30~13:00
午後
15:00~19:00
消化器内科専門医
(当番制)

受付時間は診療開始~終了15分前になります

※臨時休診となる場合がございます。ご来院前に各診療所の『休診情報』をご確認ください

消化器肝胆膵内科外来について

幅広い消化器疾患に対応する専門外来です。

当院の消化器肝胆膵内科では、食道・胃・小腸・大腸などの消化管、ならびに肝臓・胆のう・膵臓に関連する病気の診断・治療・管理を行っております。

特に肝臓疾患に関しては、肝臓内科の専門医が在籍しており、健診などで肝機能の異常を指摘された方、治療中の方に対して、より専門的で丁寧な医療を提供しています。

また、胃腸の不調や便通異常、胆石・膵炎の疑いなど、肝臓以外の消化器に関するご相談も承っております。なお、当院では内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は実施しておりませんが、必要に応じて近隣の信頼できる医療機関へご紹介いたします。

肝臓の役割


肝臓は体内の科学工場です。『代謝』という科学反応を行っています。

  1. 1.代謝
    食事で摂った糖・たんぱく質・脂肪を体内で使える形に変えて貯蔵し、必要なときにエネルギーのもととして供給します。
  2. 2.解毒
    アルコールや薬、老廃物などの有害な物質を分解し、からだに影響をおよぼさないように無毒化します。
  3. 3.胆汁の生成・分泌
    肝臓でつくられた老廃物を流す「胆汁」を生成・分泌します。胆汁は、脂肪の消化吸収を助ける消化液でもあります。

胆嚢・胆管・膵臓の役割
「胆(たん)」とは主に胆嚢(たんのう)や胆管を指し、胆汁という消化液を貯めたり運んだりする臓器です。胆汁は肝臓で作られ、脂肪の消化を助ける役割を担っています。

「膵(すい)」は膵臓のことで、胃の裏側に位置する重要な臓器です。膵臓は次のような役割を果たしています。

  • 消化機能:膵液(すいえき)という酵素を分泌し、食べ物の消化を助けます。
  • 内分泌機能:インスリンなどのホルモンを分泌し、血糖値を調整します。

慢性肝疾患

原因

  1. 1.肝炎ウイルス
    ●A型肝炎ウイルス:貝類や海外での食事で感染。ワクチンによる予防が可能。慢性化することなく自然治癒することが多い。
    ●B型肝炎ウイルス:血液・体液を介して感染。ワクチンによる予防が可能。インターフェロンや核酸アナログ製剤により治療。
    ●C型肝炎ウイルス:血液・体液を介して感染。飲み薬(直接作動型抗ウイルス薬)で90%以上排除可能。
    ●E型肝炎ウイルス:豚・猪・鹿などより感染。慢性化することなく自然治癒することが多い。
  2. 2.アルコール過剰摂取
    アルコールを常習的に飲んでいる人に発症する。日頃から飲酒量が多いと肝臓に脂肪が蓄積され炎症を起こす。
  3. 3.自己免疫疾患
    何らかの原因により自らの肝細胞を自分の免疫が破壊してしまう自己免疫疾患。他の自己免疫疾患を合併することもある。
  4. 4.薬物や有害物質の摂取
    処方薬・市販薬・サプリメントなどで起きる。「中毒性」と「特異体質性」により起こる。どちらも早期発見と原因となった薬物等の中止により速やかに回復することができる。
  5. 5.非アルコール性脂肪性肝炎(NAFLD/NASH)
    肥満や生活習慣病に合併することが多い。生活習慣改善を怠り放置すると肝硬変→肝がんに進むことも。
  6. 6.原発性胆汁性胆管炎
    自らの胆管細胞を自分の免疫で破壊してしまう自己免疫疾患。胆管に炎症が起こり、胆汁がうっ滞することによりかゆみが起こる。甲状腺疾患などの他の自己免疫疾患と合併することがある。

肝硬変

上記の原因によって肝臓細胞が慢性的な炎症にさらされ、傷つき、繊維化して硬くなります。この状態を肝硬変といい、肝臓は正常な機能を果たすことができなくなります。
初期段階ではあまり症状はみられませんが、中期以降は腹水やむくみ、黄疸などが出てきます。場合によっては死に至ることもありますので、然るべき予防が必要です。
肝硬変が悪化すると、消化管出血、血流障害による症状が現れ、最悪の場合は正常な機能を果たせなくなります。一方、初期の肝硬変では肝機能はある程度保たれているため、早期に原因を取り除き線維化の進行を食い止めることが重要になります。

胆のう・胆管の疾患

  • 胆石症:胆嚢内に石ができ、右上腹部の痛みや吐き気を引き起こします。
  • 急性胆のう炎:胆石や細菌感染により胆嚢に炎症が起こる状態です。
  • 胆管炎:胆管に炎症が生じ、高熱や黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)を伴うことがあります。

膵臓の疾患

  • 急性膵炎:膵臓の酵素が自分の臓器を溶かしてしまい、強い腹痛や嘔吐を起こす疾患です。
  • 慢性膵炎:繰り返す炎症により膵臓の機能が低下し、消化不良や糖尿病を引き起こすことがあります。
  • 膵のう胞・膵腫瘍:良性から悪性までさまざまな腫瘍ができることがあります。早期発見が重要です。

検査

  1. 1.血液検査
    ●AST/ ALT:肝臓の細胞で作られる酵素。肝臓に何らかのダメージが加わって細胞が破壊されると上昇。
    ●γ-GTP:胆道で作られる酵素。胆管結石やがんなどによって胆道が詰まると高値を示す。また、アルコールに敏感に反応するため肝障害を起こしていなくてもアルコールにより上昇することもある。
    ●ALP:肝臓や腎臓、腸、骨などで作られる酵素。最終的に肝臓で処理、胆汁中に流れ込むため、胆石やがんなどで胆汁の流れ道である胆道の流れが悪くなると高値を示す。
    ●総ビリルビン:肝臓に運ばれ、胆汁中に流れ込んで体外へ排出される。胆道の流れが悪くなると高値を示す。胆道のうっ滞以外に肝硬変や肝臓がんなど肝臓や担当に大ダメージを与える病気が進行すると上昇する。
    ●B・C型肝炎ウイルス検査、膵酵素(アミラーゼ、リパーゼ)
  2. 2.腹部超音波検査
    肝臓の他、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈などの形や大きさ、出来物の有無などを見ます。
    当院では医師が検査を実施するため、検査と同時に所見や診断についてもご説明いたします。
  3. 3.画像診断(CT/MRI)
    ●メディカルスキャニングでの検査予約をお取りします。
    ●メディカルスキャニングで検査を受けてきていただきます。
    ●画像のCD-ROMと検査レポートに基づき、当院の医師より結果報告をします。
    ※最短で当日の結果報告も可能です。

肝臓を守るためにできること

  1. 1.アルコールの摂取量を減らし、休肝日をつくる
  2. 2.肥満を解消する
  3. 3.栄養バランスのとれた食事をする
  4. 4.十分な休息と睡眠をとる
  5. 5.生活リズムを整える
  6. 6.日常的に運動する
  7. 7.健康診断で異常を指摘されたら放置せず受診する
  8. 8.生活習慣病がある場合は、合わせて治療を受ける

腹部超音波検査

この検査でわかること

肝臓、胆のう、膵臓、脾臓、腎臓、腹部大動脈などの状態を確認します。
腫瘍や結石が無いか、また脂肪肝になっていないかがわかります。

検査前の流れ

  1. お食事を検査の4時間前から控えます
  2. 水分摂取は検査の30分前から控えます
  3. ベッドに仰向けに寝てお腹を出して、ゼリーのついたプローブを当てて検査します
  4. 医師の指示に従って息を吸ったり止めたりする以外は痛みを伴わない検査です
  5. 所要時間は10~15分ほどです

予約方法

検査のお時間の確保のため、お電話にて『腹部超音波検査』を受けられる旨をお伝えいただきご予約をお取りください。