肥満
肥満は高血圧・糖尿病・高脂血症・脂肪肝などの原因となり、動脈硬化が進む結果心筋梗塞や脳梗塞の可能性が高くなります。また、膝や関節への負担が増えることでフレイルにつながる可能性もあります。
運動や食事などの生活習慣に対する助言をベースに、必要に応じて薬物療法も加えながら肥満克服に向かって伴走してまいります。
現在GLP-1製剤やSGLT-2阻害薬に減量効果があるとされ、適応を外れたオンライン処方などが跋扈しています。当院では事前の検査で疾病が潜んでいないかを確認したうえで、個々人にあったご提案をしてまいります。
肥満外来(ウゴービ治療)のご案内【自由診療】
肥満治療の一環としてGLP-1受容体作動薬「ウゴービ」を用いた注射治療を行っております。ウゴービは、週1回の注射によって食欲を抑え、体重を減少させる効果があるとされ、従来の食事・運動療法で効果が乏しかった方に新たな選択肢を提供します。
※本治療は自由診療(保険適用外)です。
■ 治療対象の目安
以下のいずれかに該当する方が対象となります。
- BMI 35以上かつ、以下のいずれかを有する方:
・高血圧、脂質異常症、2型糖尿病 - BMI 27以上かつ、2つ以上の肥満関連の健康障害を有する方
(例:耐糖能異常、高尿酸血症、脂肪肝、月経異常、睡眠時無呼吸症候群など)
※美容目的・短期ダイエット目的での処方は行っておりません。
■ 治療期間の目安
基本的には3か月間の継続治療を推奨しています。
症状や治療効果に応じて、医師が投与量や継続期間を調整いたします。
■ 治療の流れ
- 初回診察・検査(採血・体重測定)で適応を確認
(※採血結果をお持ちの方は持参も可能です) - 初期投与量(0.25mg)から治療開始
- 月1回の診察で経過観察と副作用チェック
(目安:4週目・8週目・12週目に再診) - 効果と副作用に応じて、段階的に増量を検討
■主な副作用
主な副作用は、以下になります。
消化器症状:吐き気、下痢、便秘、消化不良、腹痛など
低血糖:脱力感、倦怠感、強い空腹感、冷や汗、動悸、ふるえ、頭痛、めまいなど
急性膵炎:嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹のはりなど
胆のう炎、胆管炎:黄疸 (白目が黄色くなる)、腹痛
■ ウゴービ注射 治療スケジュールと費用(税込)
| 投与量(週1回) | 本数(月4回分) | 月額費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 0.25mg | 4本 | 22,000円(1本5,500円) | 初期量 |
| 0.5mg | 4本 | 33,000円(1本8,250円) | 医師判断で増量 |
| 1.0mg | 4本 | 44,000円(1本11,000円) | |
| 1.7mg | 4本 | 55,000円(1本13,750円) | |
| 2.4mg | 4本 | 66,000円(1本16,500円) | 最大投与量 |
※自由診療のため、健康保険はご利用いただけません。
薬剤料金とは別に、診察、血液検査、尿検査にかかる費用として、以下の料金がかかります。
– 初回診察料:5,500円(税込)
– 初回採血:7,700円(税込)
– 4週目採血:5,500円(税込)
■ ウゴービについて
「ウゴービ(semaglutide)」はGLP-1というホルモンを模倣する注射薬で、食後の満腹感を強め、食欲を自然に抑制します。日本人を対象とした臨床試験では、約13%の体重減少が報告されており、8割以上の方に5%以上の減量効果がみられました。
■ 使用方法・注意事項
- 注射は週1回、ご自身での自己注射となります。(ご不安な方は診療時間内での当院接種も可能です)
- 毎週同じ曜日に投与します。
- 冷蔵庫(2~8℃)で保管してください。
■ ご相談・ご予約について
ご希望の方は、まずは医師による診察を受けていただき、適応の有無や治療内容をご説明いたします。お気軽にご相談ください。
