知覚過敏
知覚過敏とは
知覚過敏は、冷たい飲食物や空気、熱いもの、甘いもの、酸っぱいもの、または歯磨き・フロス使用時など、特定の刺激に対して歯が過敏に反応し、一時的に「しみる」ような痛みを感じる症状です。
歯の表面を覆う「エナメル質」や「セメント質」がすり減ったり、歯ぐきが下がったり、歯に亀裂や詰め物のすき間ができることで、内側の「象牙質」が露出し、刺激に対して敏感になります。

主な原因
- 不適切な歯磨き
硬い歯ブラシや強すぎる力で磨くことで、歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまいます。 - 酸性の飲食物の摂取
柑橘類や炭酸飲料、ワインなどの酸性食品を頻繁に摂取すると、エナメル質が溶けやすくなります。 - 歯ぎしり・食いしばり
就寝中の歯ぎしりや無意識の食いしばりにより、エナメル質が摩耗し象牙質が露出します。 - 歯周病
歯ぐきが下がることで、歯の根元が露出し、知覚過敏の原因になります。 - 歯科治療後の一時的な反応
詰め物やクラウン、ホワイトニング後に一時的に知覚過敏が起きることがあります。
予防方法
- 正しい歯磨き習慣の実践
通の硬さの歯ブラシを使い、150〜200g程度の圧力で優しくブラッシングします。
歯科でのブラッシング指導も有効です。 - 酸性食品を控える
酸性の飲食物を控えめにし、摂取後は水で口をすすぐなどして口腔内を中和します。 - 歯ぎしり対策
ナイトガード(マウスピース)などを使用し、歯への負担を軽減します。 - 定期的な歯科検診
定期的に検診やクリーニングを受け、早期発見・早期対処を行いましょう。 - 刺激となる行為を一時的に控える
知覚過敏が出ている間は、冷水などの刺激を避け、神経の過敏さを落ち着かせることが大切です。

知覚過敏の治療法
- 知覚過敏用歯磨き粉の使用
硝酸カリウムやフッ化物など、刺激を和らげる成分を含む歯磨き粉を使用します。 - フッ素塗布
歯科医院で高濃度フッ素を塗布し、エナメル質を強化して過敏症状を軽減します。 - コーティング材の塗布
象牙質が露出している部分に保護材(シーラントやコーティング)を塗って刺激を遮断します。 - 歯周病治療
歯ぐきが下がる原因となる歯周病を治療し、歯の根の露出を防ぎます。 - 根管治療
重度の症状で他の治療法が効果を示さない場合は、神経を除去する治療(根管治療)を検討します。 - レーザー治療
レーザーで神経の伝達を抑えることにより、しみる症状を和らげる治療法もあります。
